日本における電子書籍の普及状況

過去はあまり普及せず

電子書籍を普及させようという動きは以前からあり、ソニーやパナソニックが2003〜2004年頃に専用端末を発売しましたが、普及しないままに販売終了になってしまいました。その理由はいくつかあると思います。

最も大きな理由としては、著作権を持つ出版社・著者側の抵抗が考えられます。紙媒体・印刷物によるビジネスで利益をあげてきた企業にとっては、電子書籍は脅威です。電子書籍の普及によってビジネスのパラダイムが大きく変わり、自分達の既存事業が脅かされる(本が売れなくなる)と考えたのは当然でしょう。コンテンツの権利を持つ出版社側が電子書籍に乗り気にならない限り、電子書籍の普及は進まないと考えられます。書籍の作者側にも、電子化されれば情報の流出・一般化が加速し著作権が守られないのでは?という、感覚的な抵抗感があったのではないでしょうか。

もう1つの理由としては、書籍=紙で読むという文化が現代社会に染みついていた点があると考えられます。「本を電子機器で読むと、目が疲れそう」と考える方も多かったでしょう(私もそう思っていました)。

現状、日本では、パソコンや携帯で小説やコミックを閲覧するサービス、著作権切れ書籍の無料閲覧サービスなどがいくらか提供されている程度です。


 → 今後の日本への普及の見込みは?

 → 米国における普及状況